パート薬剤師のシフトが減って収入不足に。最低勤務時間が決まる求人の選び方

毎月の生活費にパート収入が必要なら、最低勤務時間を会社と契約で決められる求人が向いています。時給2500円でも月60時間なら15万円で、時給2300円で月80時間働く18万4000円を下回ります。今の職場では減ったシフトの扱いと今後の最低勤務時間が相談の対象です。

働ける日を空けていた。それなのに届いたシフト表には数日しか入っていない。翌月のシフトが戻るとしても、今月の支払いは残ります。時給が高くても勤務日数が減れば家計に響きます。

契約で勤務量が決まっているなら、合意した日数や時間を根拠に相談します。希望を出していただけなら、今後の最低勤務量を会社と話し合うことが先です。現職で収入を戻せるかを相談しながら、必要な勤務量を合意できる転職先も並行して探せます。

この記事の要点

月収の見込みは時給に会社と合意した最低勤務時間を掛けて出します。

確定したシフトを会社の都合で減らされたら、休業手当と雇用保険の扱いも確かめます。

最低勤務時間を書面で決められない職場なら、決められる求人を在職中に探します。

目次

時給2500円で月60時間より、2300円で月80時間の方が月収は高い

月収の目安は時給に会社と合意できる最低勤務時間を掛けた額です。勤務が多い月の収入を当てにすると、シフトが減った月に固定費が不足することがあります。

時給2500円のAで月80時間働けば20万円ですが、60時間になれば15万円です。時給2300円のBで月80時間なら18万4000円になります。Aが月60時間なら、時給の低いBより月収は3万4000円少なくなります。

時給2500円の勤務が月80時間から60時間へ減ると給与20万円が15万円となり、時給2300円で80時間の18万4000円を下回る。
月60時間のAは、時給が200円低い月80時間のBより額面給与が3万4000円少なくなります。

比較したのは、通勤費や手当を除く額面給与です。実際の手取り額は税金や社会保険料などによって変わります。

毎月18万円が必要なら、時給だけで応募先を決めない

額面で月18万円を目安にするなら、時給2500円では72時間の勤務が必要です。時給2300円なら約78.3時間で、80時間働ける条件なら目安を超えます。Aで月72時間以上を合意できれば、額面18万円に届きます。月60時間に減ると15万円なので、目安まで3万円の不足です。

本人が希望する月80時間と、会社が契約で約束する月80時間は別物です。求人にある週3日歓迎という表記は、週3日働ける人の応募を歓迎するという意味です。応募者一人ひとりの最低勤務日数を約束する記載とは性質が違います。

採用担当が通常は月80時間ほどと答えた場合、それは普段の勤務量の説明です。平均で月80時間という説明なら、60時間の月と100時間の月がある場合も含みます。平均が80時間でも、少ない月の勤務量は60時間です。

毎月80時間以上を契約に定めるという回答なら、各月の下限について合意を進められます。固定費に充てる収入が必要な人には、平均より各月の下限が重要です。

月収の変動を家計で吸収できる人には、高時給で柔軟なシフトの求人も候補です。住宅費や保育料などの固定費に充てるなら、最低勤務時間の合意を優先できます。

収入の基準になるのは、希望より会社と合意した勤務時間

厚生労働省は目安と最低限の勤務量を分けて労使で話し合う考え方を示しています。希望を出せる制度でも、会社が組む勤務時間は別に決まります。[根拠1]

働ける曜日の広さと、実際に勤務を組む日数は別です。平日の9時から17時まで働けるという伝え方は、本人が勤務できる時間帯の説明です。その範囲から週2日を選ぶのか、週4日を組むのかで毎月の収入は大きく変わります。

週3日の勤務でも、1日の実働時間で給与は変わる

週3日程度という説明は日数の目安です。1日4時間なら週12時間、1日6時間なら週18時間になります。月収を見積もるには、その月の勤務日数と時給も必要です。

月80時間以上で合意しても、勤務曜日によって家庭の予定との両立は変わります。月曜と水曜の勤務が固定なら、その曜日の送迎を家族に頼む段取りを組めます。全曜日を毎月決める職場では、家族との分担を決める時期がシフトの通知日しだいです。

翌月の勤務日が直前まで分からないと、送迎の担当を家族と決めにくくなります。厚生労働省は確定したシフト表を通知する期限や方法も事前に話し合う事項に挙げています。たとえば家族の勤務希望の締切が前月25日だとしましょう。それまでに自分の勤務日が分かれば、分担を決めやすくなります。[根拠5]

勤務できる曜日・時間と月80時間の希望を会社へ伝え、最低勤務時間の合意を経て毎月の勤務表へ反映する関係。
本人が働ける曜日・時間帯と希望する勤務時間を伝えます。会社は合意した勤務時間を勤務表に反映します。

平日の午前に1日4時間働くなら、月80時間には20日の出勤が必要です。月20日の出勤が難しい場合は、長く働ける曜日があるかを相談できます。1日5時間に延ばせるなら月16日で80時間になるため、勤務日を減らせます。

合意した勤務量は、労働条件通知書の記載で確かめる

会社が月80時間を組めても、夕方の勤務が多ければ午前だけ働きたい人には合いません。収入を増やすために予定を広げすぎると、今度は家事や育児との両立が難しくなります。必要な収入と働ける曜日・時間帯を伝えれば、会社はその範囲で組める勤務を検討できます。子どもの送迎や学童の時刻と合わせて考えるなら、小1の壁に備える薬剤師の働き方も参考にしてください。

厚生労働省はシフト制の労働条件通知書について、始業と終業の時刻を単にシフトによると書くだけでは足りないとしています。原則の時刻を書いたうえで、一定期間分のシフト表を同時に渡す方法などが示されています。[根拠8]最低勤務時間や通知の期限も、口頭の約束より書面に入れておく方が入職後の勤務表と照らし合わせやすいです。次の表は記載の例です。

書面に入れたい項目記載の例根拠になる考え方
始業と終業の時刻原則9時から14時。勤務日は前月20日までにシフト表で通知単にシフトによるという書き方では足りない
最低勤務時間1か月80時間以上最低限労働する日数や時間を定めることも考えられる
シフトの通知前月20日までにメールで通知通知の期限と方法を事前に取り決める
確定後の変更本人の同意を得て変更する確定後の変更は労働条件の変更に当たる
賃金の締切りと支払日月末締め翌月25日払い採用時に明示する事項

記載の例は考え方を示すためのもので、実際の文言は会社ごとに決まります。最低月80時間という勤務量の合意と、毎月同じ給与を支払う約束は別です。祝日が多い月や本人が休みを希望する月は、最低時間の扱いによって給与の見込みが変わります。有給休暇と会社都合の休業でも、賃金の扱いは異なります。

元人事部長の視点

採用担当は、本人が働ける曜日・時間帯と店舗の人員配置を照らして回答します。毎月80時間以上が必要という希望も、その範囲に収まるかが相談の中心です。

最低勤務時間の希望には、応じられる場合と応じられない場合があります。特に門前クリニックが休みの日は、パートの方に休んでいただくようお願いすることもありました。

門前クリニックの休診日にどう勤務を組むかを応募や相談の段階で聞いておくと、勤務が減る月を前もって見込めます。確定したシフトを休みにするよう頼まれた場合は、次の節で触れる休業手当の扱いを確かめてください。

シフト確定前と確定後では、減った勤務の相談内容が違う

希望した日が最初から入らなかった場合は、契約上の勤務量と比べることが先です。確定した勤務を取り消された場合は、変更前後の勤務表も相談の根拠になります。厚生労働省は、確定した勤務日や時間の変更は基本的に労働条件の変更に当たるとしています。変更は労使の合意によるというのが厚生労働省の考え方です。[根拠2]

月80時間以上の契約に対し、勤務表が60時間なら20時間の差があります。この差を示して、会社に勤務の追加を相談できます。最低勤務量を合意していなければ、今後の最低日数や時間を話し合うことが先です。

確定後の変更は、いつ誰から連絡があったかで経緯をたどれます。会社側と本人のどちらが変更を求めたかも相談の材料です。変更前後の勤務表に会社からの連絡を添えれば、どの日が減ったのかを具体的に示せます。

会社都合の休業かどうかは、減った理由まで見て判断される

使用者の責に帰すべき事由による休業では、会社に休業手当の支払義務があります。額は平均賃金の60%以上で、時給に休んだ時間を掛けた額の6割とは計算が異なります。対象になるかの判断は、勤務が減った理由など個別の事情しだいです。[根拠3]

たとえば患者数が少ないことを理由に、会社が確定済みの勤務を休みにしたとします。厚生労働省のQ&Aは、注文が少ないことによる休業を使用者の責に帰すべき事由に当たる例として挙げています。本人が家庭の都合で休みを申し出た場合とは経緯が異なるケースです。会社からの説明は誰の都合で勤務を変えたのかを判断する材料になります。

平均賃金は直前3か月の賃金の総額をその期間の暦日数で割って出します。時給制では総額を労働日数で割った額の6割が最低保障額となり、原則の額と比べて高い方を使います。[根拠11]時給2300円で1日5時間を月16日働き、直前3か月の暦日数が92日だった場合の計算は次の表のとおりです。

計算する項目式金額
3か月の賃金総額2300円×5時間×48日55万2000円
原則の平均賃金55万2000円÷92日6000円
最低保障額55万2000円÷48日×60%6900円
休業手当の下限(1日)高い方の6900円×60%4140円

休んだ日に働いていれば受け取れた1万1500円に対し、休業手当の下限は約36%です。実際の金額は締日や手当の有無で変わるため、会社に計算の内訳を尋ねられます。

年次有給休暇は本来働く日の労働義務を免除する制度です。所定休日や休業日のように労働義務のない日には使えません。減った分を有休で埋めるよう提案された場合も、その日がどちらに当たるかで扱いが変わります。[根拠7]

翌月以降の最低勤務量は休暇の利用とは別に会社と合意する内容です。付与日数や取得の考え方は、パート薬剤師の有給休暇で整理しています。

給与や休業手当で会社と話がまとまらないときは、公的窓口に相談できます。相談先には労働基準監督署や総合労働相談コーナーがあります。転職エージェントは次の求人を探す相談先で、現職との法的な争いを判断する窓口とは役割が別です。[根拠4]

勤務量と一緒に、希望休の偏りも気になる方へ

希望休や土日出勤の偏りを会社へ伝える方法は、シフト相談の記事で紹介しています。

勤務日数を書面で決めているかで、有給と雇用保険の扱いも変わる

シフトが減った影響は、その月の給与の先にも広がります。翌年の有給の日数や雇用保険の加入と、離職したときの給付にも関わります。

場面制度の扱い確かめたいこと
有給の付与週30時間未満なら所定労働日数に応じて付与。日数を算出しがたいときは前年の実績で決める契約上の勤務日数が決まっているか
雇用保険の加入週20時間以上が要件。月の所定時間は12分の52で割って週に換算月の最低時間が約87時間以上か
シフト減で離職就労日数が明示されていた場合は特定理由離職者などと認められることがある明示された日数と実際の勤務表

前年の出勤が減ると、翌年の有給の日数も減ることがある

週の所定時間が30時間未満で勤務日数が週4日以下のパートは、所定労働日数に応じて有給が付与されます。勤続3年6か月の場合は年121日から168日の区分で8日です。年73日から120日の区分なら5日になります。[根拠7]

シフト制で所定労働日数を算出しがたい場合は、最初は雇入れから6か月の実績を2倍した日数を使います。その後は前年の労働日数の実績で区分を決めます。[根拠9]前年の出勤が130日から110日に減ると、勤続3年6か月の付与日数は8日から5日に下がる計算です。勤務日数を契約で決めておけば、付与日数の見通しも立てやすくなります。

月80時間の契約は、雇用保険の週20時間を下回る

雇用保険は、週の所定労働時間が20時間以上で31日以上の雇用が見込まれる人が加入の対象です。[根拠10]所定労働時間を月で決めている場合は、月の時間を12分の52で割って週の時間に換算します。[根拠12]

この換算では月80時間は週約18.5時間となり、週20時間を下回ります。月87時間以上なら週20時間を超え、時給2300円では額面20万100円です。なお週20時間の要件は2028年10月1日から週10時間以上に変わります。

健康保険と厚生年金も、勤め先の条件を満たす場合は週20時間以上が加入要件の一つです。[根拠13]加入するかどうかで手取りと保障の両方が変わるため、最低時間を決める前に希望をはっきりさせておきます。

シフト減で辞めるときは、明示された就労日数が判断材料になる

厚生労働省の留意事項は、具体的な就労日数が労働条件として明示されていたのにシフトを減らされた場合を挙げています。この場合は特定理由離職者か特定受給資格者と認められることがあります。認められると給付制限がなく、所定給付日数が手厚くなる場合もあるというのが留意事項の説明です。[根拠10]

契約更新の際にシフトを減らした条件を示され、更新を希望せずに離職した場合も同じ扱いになり得ます。ただし加入期間が短いと、所定給付日数が通常の離職者と変わらないこともあります。認定はハローワークが行うため、労働条件通知書と変更前後の勤務表を手元に残しておくと安心です。有期契約の更新と次の仕事の関係は薬剤師の契約社員という働き方で詳しく扱っています。給付を受けながらの求職は雇用保険の給付を受けながら仕事を探す方法が参考になります。

月80時間でも、一日の長さと出勤回数で暮らしは変わる

1日5時間を月16日働くと、1日4時間を月20日働くより通勤回数を減らせます。どちらも実働は月80時間です。ただし一日の勤務が長くなるため、送り迎えに間に合うかでも向く組み方は変わります。

時給2300円なら、どちらも月収は18万4000円です。通勤が片道30分なら、月16日の出勤で往復の移動に月16時間かかります。月20日の出勤では月20時間となり、4時間の差が出ます。

月80時間を4時間20日で働くと通勤20時間、5時間16日なら通勤16時間。同じ給与でも通勤に月4時間の差がある。
同じ月80時間でも、出勤日数が違うと通勤に使う時間が変わります。

迎えの時刻までに帰りたい人には、1日4時間の勤務を多く組む方が合うこともあります。平日の休日を増やしたい人には、実働5時間を月16日働く案が向いています。1日の勤務を長くして休みを増やす働き方は、週休3日の求人と1日10時間勤務の比べ方も参考にしてください。

月収は、無給の休憩を除いた実働時間で見積もる

9時から14時までの勤務に無給の休憩があれば、給与が付く実働時間は5時間未満です。月収の計算に使うのは、給与が付く実働時間です。前の比較では、実働を1日4時間または5時間としています。家を空ける時間には休憩や通勤も含まれます。休憩の長さで1日の拘束時間がどう変わるかは、中抜けなし求人の選び方で詳しく比べているので参考にしてください。

閉局まで担当する場合は、受付終了後の患者対応や片付けで退勤が延びる日も考えられます。退勤が延びる日が続くと、家族と決めた送迎の分担にも影響します。エージェントに頼めば、通常の退勤時刻と遅くなる日の状況を聞いてもらうことも可能です。

出勤を増やすと、交通費や預かり費用も増える場合がある

給与が増えても、追加の交通費や預かり費用で増収分が小さくなる場合があります。交通費がどこまで支給されるか、預け先の追加料金があるかは本人の状況によって違います。

給与が月1万円高い求人では、出勤も月4日増えるとします。追加の預かり費用が1日1500円なら、月6000円の支出増です。追加の預かり費用を引くと、出勤4日増で得られる差額は月4000円です。税や社会保険料の差は別に考えます。

最低勤務量を合意できるなら、今の職場に残る選択もある

勤務が戻る時期が具体的で、必要な最低勤務量も合意できるなら現職を続ける案があります。人間関係や通勤が合っていれば、勤務時間の改善で収入の悩みが解消する場合があります。回復時期や最低勤務時間が決まらない場合は、他の求人を並行して探す段階です。

減った理由と回復時期に加え、今後の最低勤務時間も現職へ相談できます。伝えるのは必要な時間数と書面に入れたいという希望で足り、家計の内訳まで話す必要はありません。

現職へ相談するときの伝え方

今月は60時間の予定ですが、毎月80時間以上の勤務を希望しています。今後はその時間で合意できるかと、労働条件通知書に最低時間を入れられるかを教えてください。

会社の回答は次のように読み分けると、残るか探すかを決めやすくなります。当面は月60時間が上限という回答が続くなら、時給2500円では額面15万円が目安です。必要額が18万円なら、月3万円の不足が続く計算になります。

会社の回答読み取れること次の行動
毎月80時間以上を契約に書ける各月の下限が決まる書面の記載を確かめて継続を検討する
来月は80時間を組める来月の予定だけが分かるその後の下限を別に相談する
通常は月80時間ほど普段の目安で下限とは別下限を書面に入れられるか尋ねる
当面は月60時間が上限時給2500円で月15万円が続く在職中に他の求人を探し始める

勤務量を増やす条件が、自分の希望から外れていないか

別店舗への応援なら時間を増やせるという提案が出る場合もあります。遠い店舗への応援は、勤務時間を増やせても往復の移動が負担になる場合があります。午前だけの勤務から夕方まで広げる提案なら、家庭で分担を変えられるかも判断材料です。

収入を維持したいことと、働ける時間帯の上限は両方伝えてかまいません。送迎などとの両立が難しい提案なら、他の職場で同じ勤務量を確保する案も残せます。

今の職場を続けながら、不足分を別の勤務先で補う

今の職場を続けたい人には別の勤務先で不足分を補う方法もあります。現職と追加先の曜日が重ならず、必要な勤務時間を確保できる場合に向いています。両方のシフトが月ごとに変わるなら、勤務の重なりや収入の変動が残る点に注意が必要です。

副業では、勤務先のルールと両方を合わせた労働時間・休養が関わります。薬剤師としての立場による制限や手続は、薬剤師のダブルワークの解説で扱っています。

正社員になる案は、時間と収入をまとめて変える選択肢

毎月一定の収入を希望し、勤務時間も増やせる人には正社員も候補です。月80時間のパートから正社員へ勤務時間を増やすなら、家を空ける時間も長くなります。正社員になると、役割や異動の範囲が変わる場合もあります。現職での登用と他社への転職の違いは、パート薬剤師から正社員になる選び方が参考になるはずです。

正社員へ変える場合の働き方も比べる

次の職場の月収は、提示された時給と最低勤務時間から見積もれる

次の職場を探すときは、時給より先に最低勤務時間を書面で決められるかを確かめます。面接や条件の確認では、次の表をそのまま質問の一覧として使えます。

確かめること聞き方の例回答の見方
最低勤務時間毎月の最低勤務時間を契約書に書いていただけますか数字が書面に入れば下限として扱える
シフトの通知日翌月のシフト表はいつまでにいただけますか期限が決まっていれば家族の予定を組める
確定後の変更確定した勤務を会社の都合で減らすことはありますか同意を得る運用か休業手当の扱いまで聞く
患者数が少ない月患者数が少ない月の勤務はどう組みますか他店舗応援などの条件が付くかを見る
実働と休憩休憩は何分で有給か無給か教えてください実働時間で月収を計算し直す
雇用保険と社会保険この勤務時間で加入の対象になりますか週20時間以上に当たるかで判断する
締日と支払日締日と支払日を教えてください初回給与の入金日を家計に入れる
働く予定を空けているのに、収入が読めず不安なら

エージェントへはたとえば次のように伝えられます。月によって勤務時間が減るため、毎月の支払いに困っています。平日の9時から14時までの間で、月に実働80時間ほど働ける職場を探したいです。最低勤務時間を合意できるかと、シフトが減る場合の扱いを先方に聞いていただけますか。

STEP
必要な月収から希望勤務時間を出す

月18万円の給与が目安なら、時給2300円では月80時間が一つの候補になります。働ける時間帯も合わせると、1日5時間を月16日など暮らしに合う組み方まで話せます。

STEP
最低勤務量を合意できる求人を紹介してもらう

エージェントには、会社が最低何時間の勤務を契約に定められるかを聞いてもらえます。月収の目安は合意する最低勤務時間で計算します。繁忙時の追加勤務は別の上乗せという扱いです。雇用保険に入りたい場合は、月の最低時間が約87時間以上になるかも聞いてもらえます。

STEP
手取りも見積もってから契約を決める

条件案が示されたら、契約前に手取りと家族の手当への影響を見積もります。必要な勤務時間を合意できるか曖昧な場合は、採用担当の回答を待ってから判断します。必要な収入が得られ、勤務する曜日・時間帯も生活に合えば契約を検討する段階です。

勤務時間を増やすと、給与から引かれるものや扶養の扱いが変わる場合があります。具体的な年収基準はパート薬剤師の年収と社会保険で整理しています。合意した勤務日数・時間とシフトの決め方が書面にあれば、入職後の勤務表と照合するときの拠り所です。

勤務時間を増やす前に、年収と社会保険を知る

通常月の月収と、最初に受け取る給与は分けて考える

入職月の勤務時間によっては、初回の給与は通常月より少なくなります。11月入職で初月40時間の条件案を考えます。翌月からは月80時間以上で合意する想定です。時給2300円なら、初月の額面給与は9万2000円です。月末締め・翌月25日払いなら、その11月分は12月25日に入金されます。

締日は給与を計算する期間の区切りで、支払日は給与を受け取る日です。賃金の締切りと支払いの時期は、厚生労働省が示す労働条件の明示事項に含まれます。[根拠6]

現職の最後の給与から新しい職場の初回給与まで、生活費が必要な期間は続きます。その間の支払いを賄えない場合は、退職日や入職日の調整を勤務先へ相談する余地があります。通常月の月収が希望に合うことと、移る時期の生活費を賄えることは別の判断です。月ごとの生活費の見積もりは退職してから転職する薬剤師の生活費で扱っています。入社日の動かし方は入社日を変更したいときの相談が参考になります。

シフト減で収入が不安なときのよくある質問

時給を下げてでも勤務時間が決まる職場へ移るべきですか?

毎月の生活費を確保したいなら、時給が下がっても必要な勤務時間を合意できる職場は候補です。勤務が少ない月にも必要な給与を得られるかが判断の基準になります。今の職場でその条件に合意できれば、働き続ける選択もあります。

最低勤務時間は契約で決められますか?

会社と合意できれば、最低勤務日数や時間を定められます。通常は月80時間という見込みと、毎月80時間以上という下限は分けて話し合う内容です。合意した内容は労働条件通知書などの書面で確かめます。

確定したシフトを減らされたら、次の仕事を探すだけでよいですか?

現職の契約や休業手当の相談も別に進められます。公的窓口には変更前後の勤務表と会社からの連絡を示して相談できます。

休業手当はいくらになりますか?

平均賃金の60%以上です。時給制では直前3か月の賃金総額を労働日数で割った額の6割が最低保障額になるため、本文の例では1日4140円が下限です。[根拠11]

月80時間の契約で雇用保険に入れますか?

所定労働時間を月80時間と決めている場合は、週に換算すると約18.5時間で加入要件の週20時間を下回ります。2028年10月からは週10時間以上が要件になるため、月80時間の契約も時間の要件を満たします。

シフトが減ったことを理由に辞めると、失業給付はどうなりますか?

就労日数が労働条件として明示されていたのにシフトを減らされた場合は、特定理由離職者などと認められることがあります。その場合は給付制限を受けず、所定給付日数が手厚くなる場合もあります。判断はハローワークが行うため、労働条件通知書と変更前後の勤務表を持参して相談するのが確実です。

最低勤務時間を合意できる求人を探すなら、採用担当との条件確認を頼める転職エージェントが相談先になります。紹介求人だけでなく、条件の聞き取りをどこまで支えてもらえるかも相談先を選ぶ基準です。

根拠資料

給与と時間と休業手当の計算は本文に示した条件によります。資料の確認日は2026年10月23日です。

1. 厚生労働省 シフト制で就労する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項 5ページ 最低限労働する日数・時間、2026年6月19日改訂。本文へ戻る

2. 厚生労働省 シフト制で就労する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項 4ページ シフトの変更手続、2026年6月19日改訂。本文へ戻る

3. 厚生労働省 会社都合で休みをとらされた場合の賃金 Q&A本文 労基法26条・平均賃金・注文が少ない場合の扱い。本文へ戻る

4. 厚生労働省 総合労働相談コーナーのご案内 相談案内。本文へ戻る

5. 厚生労働省 シフト制で就労する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項 4ページ シフト表の通知期限・方法。本文へ戻る

6. 厚生労働省 労働基準法に関するQ&A 労働条件の明示事項、賃金の締切りと支払いの時期。本文へ戻る

7. 厚生労働省 年次有給休暇のQ&A 基本的な考え方・労働義務のない日の扱い・比例付与の日数表。本文へ戻る

8. 厚生労働省 シフト制で就労する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項 2〜3ページ 労働条件通知書の始業・終業時刻。本文へ戻る

9. 厚生労働省 シフト制で就労する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項 7〜8ページ 所定労働日数を算出しがたい場合の年次有給休暇。本文へ戻る

10. 厚生労働省 シフト制で就労する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項 12〜13ページ 雇用保険の加入要件とシフト減による離職。本文へ戻る

11. 神奈川労働局 平均賃金について 原則の計算と時給制などの最低保障額。本文へ戻る

12. 熊本労働局 雇用保険の説明資料 第4章 被保険者について 1か月単位の所定労働時間の週換算。本文へ戻る

13. 日本年金機構 短時間労働者の被保険者資格の取得要件 週の所定労働時間20時間以上ほか。本文へ戻る

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